「マンションを高く売りたい!」というのは、 マンションの売却を考えているお客様の共通の願いでもあります。

マンションを高く売却するコツはいくつかありますが、ここではその中でも見落とされがちな「マイソク」という存在についてご紹介します。

マイソクとは

新築のマンションが売り出される場合、テレビCMや新聞の折り込み広告など、とても見た目が良くキレイな広告が作成されます。どれだけこの広告の完成度が高いかで、お客様からのお問い合わせの数も変わりますから、不動産会社も広告作リに精を出すわけです。 
 
これが中古のマンションを売る場合ですと、少し様子が異なリます。

 一つのマンションを売るためにテレビCMや、新聞の折リ込み広生をばんばん人れるわけにもいきません。

不動産会社がお客様からマンション売却の依頼を受けると、まずは自分の会社のお客様への紹介や、他の不動産会社にマンションの紹介をしてもらうための「一枚の広告」を作成します。

この一枚の広告のことを「マイソク」と呼ぶのです。

この広告が「マイソク」と呼ばれるのは、もともとこの広告を作リはじめた会社に由来があるそうです。

このマイソクはマンションを高く売却する上で非常に重要な広告になります。マイソクの完成度が高ければ、マンションを購入したいお客様も「おっ、これはいいマンションだな!」と興味を 持ってくださいますし、他の不動産会社も「なかなかいい物件だな、頑張ってお客様に紹介しよう!」と思ってくれるのです。

言うなれば、マイソクは就職活動のための履歴書のようなものです。

ほとんどの不動産会社が魅力的なマイソクを作れていない

しかし残念ながら、ほとんどの不動産会社で作られるマイソクは、お客様の購買意欲をかきたてるどころか「全くどんなマンションなのかイメージがわかない」「全然魅力を感じない」と言わざるを得ないほど低レベルなものなのです。

皆さまも賃貸マンションなどを借りる際に自黒の「なにこれ」と思ってしまうようなチラシを不動産会社に見せられた経験があるかもしれません。
 
お客様の「このマンションを見てみたい!」という欲求を掻き立てるためには、見栄えの良い写真をセンス良く広告に人れたり、どのような言葉でマンションの価値を訴求するかによって天と地ほどのも反応に差が出るのです。

ただ残念ながら、現在の不動産会社ではそういった広告やマーケティングに精通している人はほとんどいません。マイソクを作成する際も、専用のソフトやツールではなく、ハサミとのりで作成している人が大半、というありさまです。

ハサミとノリで作成したマイソクをコピーし、またそのコピーした用紙をコピーするので、どんどんマイソクはかすれていきます。 

不動産仲介業界はいまだに「超」が付く程のアナログ業界です。 戦後60年間以上、全く仕事のやり方が変わっていないのです。

どんな駅前にも小さい不動産会社が多数あリますが、どの不動産会社も昔ながらにぺタぺタとマイソクをガラスに貼付けています。

マンションの売却を成功させるためには、効果的なマーケティング活動が必須です。 売却を依頼する会社を選定する際は「はたしてこの会社はどのレベルのマイソクを作れるのかっ?」と言う事を確認してください。 
 
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